貸物置の運用で儲けよう
レンタル収納、トランクルームなど、不動産投資でありながら実際に誰かを入居させるわけではなく、収納物のみを預かり管理する投資運用が人気を集めています。要するに自宅に収まりきらないものなどを収納するための貸物置というわけです。しかし、貸物置といってもいわゆる屋外に設置する貸物置以外にも、建物のフロアを仕切っていくつもの貸物置を作り、多くの集客を見込めるものや、温度管理や湿度管理を行うための設備を揃えて特殊な収納物に対応できるように工夫された貸物置など種類や大きさは様々です。
投資運用は貸物置に限らず、儲かるように運用しなければ意味がありません。運用する際に考えたい点は、どのような貸物置を経営していきたいかという点です。どれくらいの大きさの貸物置をどれくらい所有して貸し出していくのかで初期費用も設備投資も変わってきます。アパートやマンションに比べると初期投資はかなり安く見積もれるので運用を始めるにしてはとっつきやすい面もありますが、アパートなどの運用に比べると集客力は若干落ちるため利益が安定するまでにはある程度の期間が必要です。そのため、そうした利益が生まれない期間も想定して運用しなければいけませんし、集客力を上げるための宣伝費も運用初期にはそれなりに必要であることを覚えておきましょう。
貸物置の運用は一つか二つといった少数の運用では大きな利益は見込めません。アパートと違って水回りなどの設備投資や維持費がかからないので、100や200といった大規模な運用をしている投資家は少なくありません。絶対数が多いと空き室になった場合の影響も少なく、安定した収入源となる可能性が高いといえるでしょう。ただし戸数が増えるとそれだけ貸倉庫を管理する手間や、各顧客との契約など、運用するにあたってある程度の人件費も必要になる可能性があります。種々の費用を計算したうえで事業を拡大していくなら貸物置は効率が良く、リスクも少ない投資方法として利用できるでしょう。
貸物置のマーケットは今後もますます拡大していくと予想されています。そのため、アパートやマンションとして賃貸契約を結ぶのは難しい場合、いくらか手を加えて貸物置として運用するケースも少なくありません。一部屋をいくつかの貸物置として改装したほうが結果として無駄に不動産を遊ばせることなく有効活用できることも少なくないのです。貸物置の運用に興味のある方はそうした物件を安く購入し貸物置としてリニューアルしても良いかもしれません。